ようこそお越しくださいました。
9月に入り、まだ日差しがまぶしい日もありますが、空や風から秋の気配を感じます。
夏の疲れが出ている方もおられるかもしれませんね。
私もかなりバテバテでこのブログも久々の更新になりました。
さて、9/3に高齢者の整理収納サポーター養成講座(基礎研修)を開催しました。
今回は、整理収納アドバイザーの方の受講が多かったです。
ご家族が介護を受けておられる方やお仕事で高齢の方に接することが多い方、また整理収納の仕事をするためのスキルアップのためという方々もおられました。
高齢者疑似体験から、身体がなかなか動かなくなるという事を実感されました。
この体験は大切だと思います。
親子であるなら余計、元気で何でもテキパキと頼れる存在だった親がだんだん弱っていく…そんな姿を見るのがつらいし、つい声を荒げてしますこともありますね。
「片づけたら…片づけるの手伝おうか(暗に部屋が汚いと言っている)…モノ多すぎ…いらんもの捨てたら…もっとちゃんとして…etc.」
何気なくこのような言葉をかけているのかもしれません。
皆さま、心の部分の大変さをお話しされていました。
言葉がけ一つで、高齢者の方の気持ちが変わります。
実は、最近こんなことがありました。
同居している88才の母、いつもディサービスに機嫌よく行っているのですが、ある日、帰ってくるなり「今日は、かなんかった…(方言で嫌)」
よくよく話を聞くとレクレーションの時間にみんなで輪になって、一つの絵をまわし、合図した時に絵を持っていた人に質問をして、何が書いているのかを当てるゲーム。
うちの母はせっかちなため、ほかの人が全く質問しないので、4つも立て続けに質問したようです。
例えば「それは食べものですか?」というような質問だそうですが、そうすると職員さんに「〇〇さん、ほかの人が質問できるように一つだけ質問して」と言われて、ちょっと気を悪くしたとのこと。
「今度からもう質問せえへん」と言って臍を曲げているので、「どう言って欲しかったん」と聞くと、まず「(母の質問から)ほかの人、答えを考えてみて」と言って欲しかったようです。
なんじゃこりゃ…みたいな話ですが、母にしたら「このでしゃばり」と言われて拒絶された気分だったのでしょうね。
ちょっとした言葉のかけ方、言い方で気持ちよく過ごせるので、私たちも普段から言葉を発する時は少し気をつけるように心がけたいですね。
この気持ちが日々の脳トレにもなっていると思います。
尊敬する大先輩のお一人が
「片づけは介護」と言われてます。
それ風に言うと
「片づけは脳トレ」
「言葉がけは脳トレ」ですね。
高齢者の荷物の片づけも言葉がけ一つで進んでいくものかもしれません。
今回、嬉しい事にもっと学びを深めたいと上位研修の受講を表明してくださった方々がおられました。
また12月にお会いできれば嬉しいです。
ご受講頂いた皆さま、ありがとうございました。
次回の基礎研修は11月下旬、またこのアスニー山科で開催予定をしております。近日、告知させていただきます。
ありがとうございました。お気をつけて。